過剰なほどの医療に対する期待がモンスターペイシェントを増やす原因になっています。現代の医学でも治せない病気は山ほどあります。患者さんも家族も医療者に過度な期待を持つ傾向があります。

過剰なほどの医療に対する期待がモンスターペイシェントを増やす原因になっています。現代の医学でも治せない病気は山ほどあります。患者さんも家族も医療者に過度な期待を持つ傾向があります。

pixta_4995602_S.jpg
医療の進歩というのは本当に目覚ましいですよね。
ちょっと前までは助からなかった病気も、医療が進歩した事で、原因が解明されたり薬も発明されて、
治療する事が可能になっていますよね。
1人でも多くの患者さんの命を救う事ができて、元気になって健康に生きてくれるのは、本当に嬉しいです。
これは、私達医療従事者が願っている事ですよね。

でも、医療が進歩した事で、過剰に期待をする患者さんが多くなったんです。
病院に行けば病気を治してくれる、と思っている患者さんが、とても増えたんですよね。
だから、思うように治療が進まなかったり後遺症が残ったりすると、医療ミスだのと言って、
クレームを付けてくる患者さんが多くなりました。
でも、手術や治療をする前には、きちんとムンテラで説明をしているんですよ。
この病気は完治するものではない事、後遺症が残る可能性がある事、薬による副作用が出る可能性がある事など、
リスクを説明して、納得したもらった上で同意書ももらっているんです。
それなのに、思い通りの結果がでなかったり、後遺症が残ったりすると、文句を言ってくるんです。
事前に同意書を貰っている事を説明しても、納得しないんですよね。

このようなモンスターペイシェントに、医療従事者は頭を悩ましているんですよ。
いくら医療が進歩したからと言っても、すべての病気が治せるわけではないんです。
治す事ができない病気は、まだまだ沢山あるんですよね。
医療には限界がありますから、過剰な期待をしてもらっては困ります。
患者さんは自分達を弱い立場だと思っていますが、現在は、医療従事者のほうが弱い立場にあるような気がするんですよね。
このままでは、さらにモンスターペイシェントが増えてしまいそうな気がします。

2014年12月 4日|